NEWS お知らせ

私が携わらせていただいた、水村美苗さんの『日本語が亡びるとき』の英訳が、コロンビア大学出版から刊行になりました。

   20世紀アメリカ音楽のシンボルであり、また、ジャンルや文化を超えて世界じゅうに圧倒的な影響力をもったレナード・バーンスタイン。キャリア初期からイスラエルやヨーロッパに強いつながりを持っていた彼が「世界のマエストロ」になった過程には、日本の音楽産業や市場も重要な役割を果たしました。
    そして、熱烈なファンそしてサポーターとしてバーンスタインを支え続けた、ふたりの日本人がいました。ひとりは、1947年からファンレターを書き続け、結婚、子育て、夫の死、就職など、人生のさまざまな段階でバーンスタインへの愛情を心の支えとし、彼の活躍を見守った女性。もうひとりは、1979年のバーンスタイン来日時にマエストロと出会い、以後数百通ものラブレターを送り、やがてはバーンスタインの日本代表となって、広島平和コンサートやパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)の企画運営に携わった男性。
    このふたりがバーンスタインに送った未公開の書簡を通じて、国境や文化、地位や年齢を超えた強い絆が生まれた過程や、変化する愛情の形を描きます。



   
   
   

吉原真里ブログ

吉原真里 MariYoshihara